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父としての自覚

Posted by Cafe Bleu on   0 

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                いよいよシーズンイン。ムスコを指導中の私です。


こんにちは店主です。

唐突ですが、
実は私には、さほど「父」としての自覚がありません。

今このように「家族」という形態で
生活していること自体が奇跡です。

本音を語ると・・・

たぶん、「家族を作る」 という事は、
生まれてからの記憶の中の
どこかに埋め込まれた「回路」の様に、

「作らなくてはいけない」

という、なにか脅迫めいた観念があり、
それによって
無意識に今の家族が出来上がった感覚です。


そんな風に書くと、
単なる義務感だけかい?
と、思われるかもしれませんが、

そうではなくて、
その時々で 真面目に、一生懸命考えて行動した結果です。

「やらされた」感覚ではありません。

ただ、「親」であるという自覚より、
「親」にならなくてはいけない感覚の方が勝っていて、

それを自分に言い聞かせて ここまで来ただけです。


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もし自分が、この年まで「一人だったら・・・」

それはそれで「違う人生」になっていたわけで、
それを想像することも時々あります。

どこかで自分を客観視していて、
凄く冷めた目で見ています。

もし一人っきりで生きていたら、
多分 どうしようもない人生を送っていたことでしょう(笑)


「ずぼらで・適当で・いい加減で・だらしない」

まわりの人からは愛想を尽かされ
近寄る人もその時々によって変わる・・・

何がしたいのかも分からない
「流れ者」のような生活を送っていたと思います。

たぶん、そんなことになっていたでしょう。

(よく店でお客様に話すのは、
「自分」に向けて言っていることも多いのです。)



でも、
それはそれで良いのかな?って思う事もあるのです。

そういう面が全く無かったら
縁もゆかりも無いこの土地に居なかったでしょうし(笑)


たまたま選んだ人生が
今の人生ですが、

私は子供たちによって
「父親」という立場にしてもらってるので、
その責任だけは全うしたいと思っています

できる限りは・・・


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表現方法は人それぞれですが、
私自身の生い立ちが 少々「難儀」だったもので、
同じ十字架を子供たちには背負ってほしくなかったので

極めて「普通の生活」を送れるよう努力しました。


家に帰ると「母」が居る。

家に帰ると「家族が帰って来る」

家に帰ると「ご飯が出てくる」

家に帰ると「褒められる・怒られる」

家に帰ると「明日が来る・・・」


そんな普通な生活です(笑)



決意があって家族を作ったわけではないけど、
父親になりたくて家族を作ったわけではないけど、

私は一人の男として「父」になりました。

そして今は、
子供たちや妻に「父親」として働かせてもらってます。


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先日も妻に話したのですが

「俺って、親になった感覚がまるでないんだよね。
いちおう親はやってきたけど、
息子の友達関係と同じレベルで話しちゃうんだよね」

「外見はこんなになっちゃったけど、
気持ちと言うか 考え方が まだまだ学生なのかな?」

(生まれて半世紀も経ってしまいましたが、
その感覚も、実はまったくありません。
中身は若い頃とあまり変わってないような気がします。(笑))



実際、自分が家を支えている感覚は あまりありません。

だから今、
父が亡くなり 自分が家を支えていること自体が
想像もしていない世界で、

いまだに慣れていません(笑)


妻に対しても
私の考えは「母親」ではありません。

母親は「私の母親」であって、
妻は「妻」でしかありません。
生活を共にしようと思った「女性」でしかありません。

妻は結婚して同居している「同志」でもあり
「良き理解者」でもあり「一人の女性」です。


今は田舎でベッドに寝たきりになっている・・・
「母親」というのは、その存在以外いません。


そんな感覚が常にあるせいか、
妻に「お母さんらしく」なって欲しいなど
一度も思った事がありません。

妻に母親像を求めたのなら、
たぶん一緒になる事はなかったでしょうね。

「母親」と「妻」は別物です。

変わっているのでしょうか・・・私?


男としての感覚が「一般的」ではないかもしれないけど、
私はそれでいいと思っています。

それが自分だから仕方ありません。


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実は私、
子供たちにも負けたくありません。(笑)

おまえと同じくらいの年だったら「絶対勝ってた!」と、
息子にはいつも言っています。

息子は子供でなく「ライバル」でしかありません。

男としては、
まだまだ私の方が「上」ですけどね(笑)


越せない壁ではなく、
お互いが努力して超える壁になろうと思います。

若さは戻りませんし、
今さら若くなりたいなどと思う事もありません。

今は今でイイんじゃないかな?


もう少し年をとった息子が
今の私を思い返して
「ああなりたい!」「ああはなりたくない!」

と、思ってもらえればいいかな。
「物差」しになれればそれでいいです。

あとは息子の人生ですから、勝手にしてくれ・・・(笑)


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娘については、
いたって普通の「お姉ちゃん」だと思っています。

娘を「娘」として見たことはあまりありません。

私が学生時代のクラスメイトとかそんな感じで、
いたって接点のないタイプ
「同級生の子」くらいに思っています。

ましてや恋愛関係になるようなタイプでは全くないので(笑)、
娘に対する「思い入れ」も
普通のお父さんよりも薄いのかもしれません。

「娘の人生」だから、
好きに生きればいいと思ってます。

けど、子どもが転ぶ前に「杖」を付いてあげるのだけは
「父親」の仕事なので、
ひとりぐらしの娘に連絡を取るのは「私」の仕事になっています。

妻は、全く連絡しません・・・
たぶん、同性の強みなのでしょうね(笑)


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そんな感じで、
うちの家族はそれぞれが
それぞれ独立した形態で 好き勝手やっていますが、

意外とまとまっているような気がします。

一つだけ
暗黙のルールがあるからかな?


相手の気持ちを「察する」事。

「自分本位」では無く
相手が何を考え?何を求めているのか?を考える。

それが欠落したら、私は怒ります。

若い頃、
それで苦労したので、それだけは怒ります。

意外に勝手な家族ですが、
そんな感じで上手く回ってます。


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そんなこんなで、
私には未だに「父親」の自覚はありません。

ただし「父親」の責任は物凄くあります!
それだけは全うしなくては人に迷惑になりますから。


「責任」 なんて、

昔の私からは考えられない言葉ですが、
家族ができて一番変化したことと言えば、
たぶん、これなのでしょうね。


でも、やっぱり「父親」としての自覚はありませんよ、
くれぐれも・・・(笑)



実は、
最近になって妻にも聞いてみたら、
同じく「母親の感覚?ぜんぜん無いよ~♪」

と、軽く返され、
改めてこの人で良かったと心底 思いました(笑)

最初は私に合わせて言ってくれてるだけかと思いましたが、
彼女の日常生活を見ていれば
それが本心だと分かります。(爆笑)

「ええっ?そんな大きいお子さんがいらっしゃるんですか?」

と、よく言われる所以は、
そんなことも関係しているのかもしれません。


「子どもたちが小っちゃい頃は
責任感もあったし必死だったけど、今はもう無いかもね。 
だって、私が居なくても もう生きていけるでしょ?

・・・そもそも あたしゃ『お母さん』に向いてなかったからね。」

とは妻談。


さすが、わが伴侶!

地球と月のような関係とでも言いますでしょうか?
近づ離れず・・・いい距離感が25年以上続いています。


同じく子供たちとも
いい距離を保っているつもりですが、
時々私が近づきすぎて横暴な人になってしまいます(笑)

それは親としてでは無く、
「男」としての考えから来るものではありますが・・・。


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皆さんが私に 
多少の普通でない「違和感」を感じるのは、

そんな私の思いを受け止めてくれる「妻」のお蔭だし、
子供たちの理解だと思います。

たぶん子供たちも
世の中に出て「違和感」を感じる事でしょうが
それはそれで「現実」を知るいい切っ掛けだと思います。

その時に出した答えで、
私の評価点が決まる事でしょう・・・



幸いなのか何なのか、
先日帰省した娘から なにげなく

「ウチはいたって、普通の家で良かったよ・・・」
と、言われて少し「ホッと」しました。

なにか、言いようのない嬉しい気持ちです。

「いい娘だねぇ」

・・・こんなところで「親バカ」が出ました(笑)



こんな事を書いているのに、
やっぱり「親父の自覚」は無いですけどね・・・


今回はつまらない話をご清聴ありがとうございました。


                   April.02.2015 店主


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