OUR FAVOURITE SHOP

No.46 思い出深い5人組

Posted by Cafe Bleu on   0 

こんにちは。店主です。
このコーナーでは、私が「へそまがり美容師」になるまでの
紆余曲折などを綴っています。

興味のある方はお暇な時にでも読んでみてくださいね。
(そういうのいいや・・・って方は遠慮なくスルーしてください。) 

最初から読みたくなった方は「もくじ」からどうぞ。




No.45 からのつづきです。

前回は車の話ばかりでしたが、
ここで書くと長くなりそうなので
それは後ほど、じっくり書かせて頂きますね(笑)


さて独立後の仕事ですが、
その後も地道に少しずつ良い方向に進みつつありました。

自分に入ってくる仕事の他にも
事務所のメンバーの仕事を一緒にさせて貰ったり・・・

CMの他にも
新聞の中刷り広告や、電車の中刷り広告・・・
とにかく仕事ってあるものです。

そんな頃、なにげに受けた仕事がありました。

何つながりの依頼だったか忘れましたが、
ある「バンド」のレコードジャケットの
ヘアーメイクを頼まれたのです。



当時の私、洋楽ばかり聴いていたので
日本のロック界の事情を全く知りませんでした。

なので、何の先入観も持たずに現場入りしました。

-------------------------------------------------

スタジオに着くと、
若い女の子が無茶苦茶いっぱいいるのです。

「誰か来ているのかな?」などと思いながらスタジオ入りして

担当者の方に、
「今日って、他のスタジオに誰かメジャーな方 来てます?」って
聞いてしまいました。

「あぁ~あれね!このスタジオに来るバンドの追っかけですよ!」
と、さらりと言われてしまいました。

「へ~そうなんですか?・・・そんなに有名人なんですか?」
また聞いてしまいました(笑)

「インディーズの頃から跳びぬけてメジャー級でしたね・・・」

「・・・そ、そうでしたか、すみません」

「いや、ササキさんのそういうところ良いですね!
                  こちらが楽になりますよ!」

一瞬、嫌われたかと思いましたが、
その逆で好かれたようです。

---------------------------------------

ほどなくして、一台のワゴン車が到着。
その中から、メンバーさんが降りてきしました!


きゃぁ~~~~~~!!!!


黄色い声とはこの事か?(笑)

そして、ファンをかき分けこちらに向かってくる
5人のお兄ちゃん方。

ごめん!私 本当に彼らのこと何も知らなくて・・・
とても失礼な話ばかりしていますね(笑)

彼らは今でいう「ビジュアル系」の元祖みたいな感じ
だったのかな?

ただ、
撮影前なので、髪の毛は普通に下ろしていましたし
メイクもしていませんでした。

ま、それが私の仕事ですけどね・・・(笑)


そしてメイクが始まりました。

メインとなるボーカルの子から始めたのですが、
とても落ち着いた物静かな方で、
とにかく「良い人」という印象でした。(しかも、超美男子)

そして、次々とメンバーのメイクをする中、
「ヘアー(頭)はどうしましょう???」と、聞いたら・・・

「あっ、自分たちで大体やっておくので後で手直しお願いします!」

と返され、 「???」でした。

今日の主旨を全く理解してない私・・・・
ま~とりあえず、言われたようにやったほうが
時間も短く済みますからね。

そして、メイクがすべて終わり、
「じゃ髪の毛お願いしますね~」って言った途端 驚きました!

メンバーみんなが頭を逆さにして
スプレーを派手に吹きかけてるではありませんか?
スプレー1本全部使っちゃうんじゃない?ってほど・・・

私はただそれを 呆然と見つめるしかない状況。

ああ、そいういうこと・・・そういうバンドね・・・(笑)


メンバーの中に兄弟がいたのですが、
その「弟」くんがとても人懐っこく私に話しかけてくれました。

「コレってどうすれば上手く立ちますか?」って・・・

そんな過激に全部の髪を立てるなんて、
さすがにやったことはありませんでしたが
そこは「美容師!」

こうすれば簡単だよ!って、ドライヤー使いながら、
「こうして引くときにスプレーすると
      立ちやすくなるし硬くてしっかりするよ!」

と、アドバイスしてあげると、
「すげ~マジだ!」と、感動してくれ、
それをキッカケに撮影中いろいろ話すようになりました。

「ごめん、俺よく知らなくてさ~、どんな音楽やっているの?」

「パンク系ですかね?でも気にしないでいいですよ、そのほうがいいです!」
と、ここでも諭されてしまう始末(笑)

--------------------------------------------------

そして
全員が集まって撮影が始まるのですが、
高さがすごいのですよ(笑)

メンバー全員
長い髪の毛をスプレーで固めて立たせてるもんだから
スタジオの引きの距離が遠いこと・・・

だから、コレだけ大きいスタジオを取ってあったのか・・・

妙に納得しました(笑)

そして
無事撮影が終わり、「昼食」となりました。
私は弟くんと一緒に食べて、馬鹿な話で盛り上がり、
メンバーのみなさんとも和気あいあい。

彼らは見た目と違い、中身はすごく素直でいい子ばかり。
音楽も聴いてないのに 私はすぐに「ファン」になってしまいました。

が、その時間もすぐに終わり、
その後、彼らは他で仕事があるということで、
次なる現場に向かいました。

そして、スタジオの扉が開いた瞬間、再び・・・


きゃぁ~~~~~~!!!!


そして無言で車に乗り込む彼ら。

担当者に「ホントにすごいですね・・・」と話しかけると、

「とにかく追っかけがすごいですよ。
     朝からずっとあの一瞬を待っているのですから・・・」

と、一言。


・・・彼らは、「BUCK-TICK」でした。



DSC02823.jpg

たしかこの頃(88年)の こんな感じの仕事だったのですが、
今となってはどれが私の仕事だったのか?
さっぱり分からなくなってしまいました。

ちゃんとすぐに確認しとけば良かったな・・・・

でも、CDはちゃんと買いましたよ!(笑)

                             つづく

                         December.31.2014 店主


関連記事
Cafe Bleu

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua. Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exercitation.

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する