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撮影裏話(3) 楽しいけど責任重大

Posted by Cafe Bleu on   0 

こんにちは。店主です。
このコーナーでは、私が「へそまがり美容師」になるまでの
紆余曲折などを綴っています。

興味のある方はお暇な時にでも読んでみてくださいね。
(そういうのいいや・・・って方は遠慮なくスルーしてください。) 

最初から読みたくなった方は「もくじ」からどうぞ。

※ 読んでくださってる奇特な方、お店に来たら感想などお聞かせくださると
 嬉しいです。楽しみにしています。




DSC00989.jpg

No.49 からのつづきの「番外編」です。

駆け出しの私に、人は時に優しく、時に厳しく、
そして裏切りもあります。

ある種、芸能界の傍らを歩いている訳ですから
派手で浮かれ気味の方が多い世界です。

「サ~サキちゃ~ん、今度また海外ロケ行こうよ~海外ロケー。」

なんて、日常茶飯事に「おいしい話」が来ますが、
その内容は、あてになる物 ならない物が混存する
確証のない社会です。



・・・まー、そんな話は、まず実現することはなかったですが(笑)

(いつも、ちょっとだけ期待して待ってるんだけど、
待てど暮らせど来ないので、
単なる「社交辞令」だったことを知る・・・)




それなのに、楽しい毎日。


「撮影」の仕事は自分の性格に合っていて、
毎日楽しく過ごしていました。

とにかく、
かねてからの念願叶って「理想」を現実化したわけですから
「荒波」は覚悟の上でした。

今なら、どんな荒波でも越せる!!!

・・・・気がしていました。

多分、越せていたのでしょうね。

仕事は、次から次へと舞い込んできて、
ほぼ毎日「何か」をしている日々・・・

雑誌の撮影もあれば、CMの撮影もある。
次の日にはデパートのポスター撮り。
普段目にすることのない、媒体もありました。

この仕事をしてみて、
「撮影」という物は本当に様々な分野が
多岐に渡ってあるものだな…

と、実感させられました。


とにかく、駆け出しの私にとって
この仕事だけで生活が成り立つこと自体、


奇跡の毎日でした。


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駆け出しの人は、大体が月に10日も働けないと聞きます。
撮影が10日も入ったら「売れっ子」の部類なほどでした。

ええっ?たった10日?

と、お思いでしょうが、
「撮影」って、当日行って仕事をするだけではないのです。

撮影日を迎えるまでには・・・

・打ち合わせ
・道具の準備
・小物の手配・・・

今のように、
携帯電話もインターネットも一般的ではない時代です。

(かろうじてロケバスにでっかい「自動車電話」があったくらい・・・
だって、当時(1989年)公開されてた「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」で
描かれてた近未来の2015年が現在になっちゃいましたからね。
そのくらい古い話です(笑))


「打ち合わせ」するにも
連絡をとるのは 固定電話 or 公衆電話 or FAX。

「今回はバロック調な雰囲気出したいんだよね~」って
プロデューサーに注文されても、
資料を探すのは 本 or 雑誌。

・・・すべてアナログ。時間がかかります(笑)

また、撮影内容によっては
今までにないメイク道具や、特殊メイクに使う道具、
時にはカツラや衣装的な物も手配しなければなりません。

一週間のうちに4日も撮影があったら、
とてもではありませんが「準備」に時間が使えなくて、
大変なことになります。
(アシスタントでもいたら別ですが)


ある時は、カツラ自体を「別注」して作ってもらった事もありました。

別注で作る場合は、
打ち合わせから仕上がりまで1か月ほど要したので、
撮影日が確定してから取りかかったのでは間に合いません。

前倒しで考えて逆算しなくては、
撮影に穴が開いてしまいます。

私のせいで撮影が頓挫(とんざ)したら、
負債の費用は私持ちです。

それは、個人が払えるような額ではありません。

・・・・・・・・

それはそれは緊張します。


初めからCMの仕事を頂けたのは
ラッキーでしたが、

一般的にCMはそれ相応な年齢にならなければ
出来ない仕事と言われていましたから、
駆け出しの私には かなりの「重圧」でした。

その重圧に負けてしまっていたら、
今の自分は居なかったでしょうね。

おかげで人の数倍の「度胸」がつきましたし
勉強もたくさんしました。(笑)


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そんなこんなで、出だしは順調でした。

ド素人が階段を駆け上る「サクセスストーリー」のようで、
自分でも驚くほど順調でした。


・・・あくまでも「初めは」ですけどね(笑)

後々、この状況がどのように変わるかは、
その時点では全く想像がつきませんでした。

当たり前です。

当時は、まさに「バブル絶頂期!」でしたから(笑)

この好景気はいつまでも続くもの・・・
誰もがそんな気になってしまうような時代でした。


時代と、自分の時間が色んな意味でリンクして
大きな渦に巻き込まれていたのですね。

でも、バブルがはじけるまでには、まだ時間がありました・・・

                                 つづく

                           January.21.2015 店主

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