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No.40 メイク 虎の穴

Posted by Cafe Bleu on   0 

こんにちは。店主です。
このコーナーでは、私が「へそまがり美容師」になるまでの
紆余曲折などを綴っています。

興味のある方はお暇な時にでも読んでみてくださいね。
(そういうのいいや・・・って方は遠慮なくスルーしてください。) 

最初から読みたくなった方は「もくじ」からどうぞ。





DSC02619.jpg

No.39からのつづきです。

私はある人を訪ねて渋谷に居ました。

その人は、最初に勤めた店の先輩の一人。
(女性です)

私より前に店を辞めていて、
その当時「メイク道具のメーカー」に勤めていました。

それは、NYからの輸入が始まったばかりの
新しいメーカーでした。
(今はけっこう有名になってますが。)



私はメイク道具が見たくて訪ねて行ったのですが、
その方は、「元」先輩のよしみなのか、
さほど親しくもなかった私の話を聞いてくれました・・・


ヘア&メイクとしては、まだまだ駆け出しだった私、
「ヘア」はまだしも、

メイクの勉強がしたくても、する場所がありませんでした。


だって、普通の「男」ですもん。
女性と違って、実体験もないし・・・(笑)


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実は、実家に帰っていた頃にも、「メイク」の仕事をしたくて
考えてはいたものの、何をすればいいのかさえ分からないまま
近所の化粧品屋で「化粧品」を買っていました(笑)

可笑しい人ですよね? 完全に不審者です(笑)

その頃買った化粧品が「パーキージーン」。
懐かしいでしょう?
(こればかりは、ある程度の先輩でなければ知りませんよね 笑)

それを、ananのメイク特集片手に お袋さんの店に来ていた
お客さん(おばちゃん達)に試すのです・・・・(爆笑)

その後、カミさんやカミさんの友達、カットモデルさん、
女性なら誰でもいいから顔を借りて練習しました。

そうやって、着々とメイクの経験を重ねていましたし、
「師匠」のワザを盗み見したりもしていましたが、
すべて自己流なので、基本がよく分かっていなかったのです。

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そんな事情たっだ私、
先輩に頼み込んで、メイクのノウハウ
1から教えて貰えるよう 頼みました。

その先輩、店にいた頃のことはあまり思い出したくないようで、
最初はいい顔しませんでしたが、
一生懸命頼み込んだら 教えてもらえることになりました。

ただし、当たり前ですがただではありません。
レッスン代
は払います。

当時の私の給料を考えると、とてつもなく高い代金でしたが
(月に数万円・・・)
それでも時間が許す限り、特訓してもらいました。

アシスタントをしながらなので月に数回でしたが、
「基本」の から「特殊メイク」まで、

こと細かく教えてもらいました。


そこからどう発展させるかは「自分次第」と言われたので、
何度も練習して
先輩が納得する「合格ライン」まで持ち込みました。

その期間、半年ほど・・・

「男」の私にもできるのですから
誰でもやればできます(笑)


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ただし・・・

先輩から言われたことが一つありました。

「貴方は、思い描くものが常にあって、
その思いが強く 表に出るから出来るんだよ。

誰でも同じように出来ると思ってはダメだよ。

そう思うと
何もかもが可笑しく見えるようになるからね・・・」 と。


当時は意味不明でしたが、
今なら理解できるような気がします。

全く何もない私に、いつもチャンスが訪れるのは何故だろう?
全く価値のない私を助けてくれる人がいるのは何故だろう?

まあ、未だに真偽は分かりませんが・・・(笑)


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話が前後していますが、

前回の「作品撮り」も、
この特訓のお蔭で出来たことは事実です。

何度も何度も、カメラのファインダー越しに
作品の仕上がりをイメージして手直しの繰り返し。

細かく、繊細にさえすれば「良い作品」になるとは限りません。

作品によっては「何もしない」方が良い場合もあるし、
「大雑把」にした方が、臨場感が出る場合もあります。

そのシーンによって「何を伝えたいか」が全て・・・


それが、今の仕事にもつながる 「バランス」 なのです。


木を見て、森を見る。

森を見て、木を見る。

そのバランスが、「美しさ」と知りました



私は美容師ですが、
髪の毛だけに特化すれば全身のバランスが保てません。

人とは、
とくに女性とは、
すべてのバランスがとれてこそ美しく・・・

「足りない事」も美ですし、
「無用の長物」さえ美になります。

上手くバランスが取れていれば、「美しく」見えるのです。

どれかに特化すると、何かが邪魔になる・・・

ちょっと分かりにくいけど、分かりやすい話です。


「メイク」を教えてもらい、実践したおかげで
この仕事の難しさや楽しさが見えてきました・・・・

そんな頃のお話です。

                                 つづく

                              December.16.2014

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