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No.32 「枠」からの卒業

Posted by Cafe Bleu on   0 

こんにちは。店主です。
このコーナーでは、私が美容師になるまでの紆余曲折などを綴っています。

ためになるかどうかは ちょっと謎ですが、興味のある方は
お暇な時にでも読んでみてくださいね。

(そういうのいいや・・・って方は遠慮なくスルーしてください。) 

最初から読みたくなった方は「もくじ」からどうぞ。




DSC02049.jpg

入社3年目くらいの時期は、
ダラダラと迷走ばかりしていて ちっとも進展がないので、
ちょっと端折りますね。

・・・・・ ワープ!

相変わらず淡々とサロンワークと練習をこなす日々でしたが、
唯一の楽しみは「撮影」に同行させてもらうことだけでした。

ただ・・・
その頃、事務所が専属アシスタントなるものを雇ってしまったため、
サロンからスタッフが同行するチャンスがなくなりました。

全店舗の人間に機会が無くなったという事です。

ヘアメイクを目指す者として、それは大きな痛手でした。 
夢が断たれたというか・・・

それでも、人手が必要な大きなイベント
(東京コレクションやファッションショー)には
私も何度か手伝いに行きました。

バブル全盛期でしたから、
とにかくショーは豪勢で打ち上げも派手でした。

そんな「檜舞台」を目の当たりにしてしまうと、
今の自分がすごく小さく見え、

「本当にこのままでいいのか?」

と悩みます。悲しくなります(笑)

望むものが大きくなりすぎて、その割には自分が小さすぎて・・・

その「ジレンマ」がどうにも解決できないまま、
何となく過ごす日々はとにかく窮屈でした。

どうやっても越せない壁は「時間が解決」するしかなく・・・

その時間を待つことも仕事のうちなのかもしれませんが、
私はその「待つ」ことをあきらめました。 

安心感のある道筋を着々と歩むよりも、

道があるかどうかさえ分からない道を選ぶことに決めました。

何の保証もない「けもの道」を探して進むことは、
21歳の自分が選んだ「夢」につながると信じた道でした。


・・・というか、
今の現実から逃げたかっただけだったのかもしれませんね。

何でもいいから、
次の現実が見たかっただけなのかもしれません。

と言うことで、私は同期のみんなに自分の決意を話しました。

そしたら、「頑張ってね~!」とひと言。 
やっぱり、誰も止めません(笑)

ま、いいや、どうせ決意は変わらない。
さっぱり辞めよう・・・

-------------------------------------------

私はある休みの日、「意を決して」
本社事務所へ向かいました。

そして、生まれて初めての
「退職願」を書いて出したのですが・・・

その時に言われた言葉は今でも覚えています。

はじめは一応 止められました。

「どうしても辞めるの?」  「はい・・・」

「わかった!」

そう言うと、
分厚い紙の束の上に手を置き

(それは30cmはあるだろう高さでした。)

「わかった、いいよ・・・
やめたければ 後は自分で頑張りなさい。」

「この店を受けたがっている人間はこれだけいるのだから・・・」

と、その分厚い紙の束を見て言うのです。

その紙の束は「履歴書」でした。
これから受けようとする、新人スタッフの履歴書の束でした。

・・・私は、自ら廃棄処分をお願いしただけに過ぎなかったのです。


いまだにあの光景は忘れられません。


バブルも重なり世は好景気だったし、
何をやっても上手く行く時代。

もう少し我慢すれば
明るい未来が開けたかもしれないのに、

何故私はあえて「茨の道」を選んでしまったのでしょう?



・・・いやいや、感傷に浸っている暇はありません。

会社からはすぐに退社の準備をするようを言い渡されました。
給料の〆日の関係上、残り10日もありません・・・

さよなら、わが古巣よ・・・・

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


あっさり、本当にあっさり「幕」が下りました。


---------------------------------------------

・・・さ、これからどうしよう。
なんと私、次の仕事も、身の振り方も

何も考えずに辞めてしまいました。


とりあえず実家にだけは連絡だけしとくか・・・
そーいやしばらく帰ってないなぁ。 (成人式に帰ったきり)


「まずは帰ってきなさい!
ところであんた免許とったの?えっ?まだ?」

「美容師免許は何が何でも取らないとダメ!」

お袋さんにドヤされて気づきましたが、
そういえば この店に居たら一生美容師免許なんか
取ることが出来なかったかもな。。。


よし、実家に帰って免許のこと考えるか。
ついでに車の免許も欲しいぞ(笑)

私は、一旦 実家に戻ることに決めました。
実家でも事件が待ち受けているとも知らずにね・・・


ま~本当に行く先々で色々起きるものです。

私が起こしているのでしょうか?
それとも、巻き込まれているのでしょうか?(笑)

何はともあれ、初めの店でのお話は これでおしまいです。

この時点で1986年10月・・・まだまだ先は長いですよ(笑)

 
                                つづく

                             November.23.2014

 
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