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No.31 前に進みたいのに・・・

Posted by Cafe Bleu on   0 


こんにちは。店主です。
このコーナーでは、私が美容師になるまでの紆余曲折
などを綴っています。

ためになるかどうかは ちょっと謎ですが、
興味のある方はお暇な時にでも読んでみてくださいね。
(そういうのいいや・・・って方は遠慮なくスルーしてください。) 

最初から読みたくなった方は「もくじ」からどうぞ。




DSC01903.jpg


No.30 からのつづきです。

やっと自分のペースに戻って仕事ができるようになった頃、
入社して丸2年も経つと、

俗に言う「中だるみ」的な
何ともはっきりしない状況が訪れます。

私もすでに店の中での必要人員の一人となり、
あんなにしのぎを削っていた同期とも
何となく なあなあな関係になり、

「どっちが先か!」

なんてものにも
左右されなくなっていました。

「どうせこの先、そう簡単に
前に進むことが出来ないんだろうな・・・」

ということに、薄々気づいてきたのです。

世の中なにごともバランスです。

私が働いていたような”マンモスサロン”においては、
周りとのバランスがとても大切で、

個人の成績より、

「調和」のほうが重要視されていました。

そんなことが時代背景にあったように思います。

先輩方とのバランスの関係上、
先輩を追い抜くことは「ご法度」でして、

「試験」を受ける事は出来ても・・・

何度受けても
何度受けても、

そう簡単に合格させて
もらえなくなっていました。

先輩方の進み具合とのバランスで、
「足踏み」状態が続くのです。


次第に試験から遠ざかるというか、
少しタイミングをずらしたほうが良いのではないか?
という結果に落ち着き・・・

次第に練習からも遠ざかるのです。

早く進んでも どうせ「頭打ち」になってしまうのです。
同期との出世争いになんか興味もなくなりますよ。


「競争社会」と思わせておいて、

  実は違った?



それが素直な感想です(笑)

そんな毎日なので、先輩と飲んだりしても
「愚痴」しか出ません。

そのうち飲む機会も減っていきました。

個人的な世界でも広げなければ
やり場がなくなってしまうので、
次第に外の業界の知り合いが増え、

ディスコや飲み屋に顔を出せば
誰かに会えるようになり、
毎日とは言いませんが頻繁に通うようになるのです。

もちろん金などありませんから、
飲む物も一番安いもので粘るのです(笑)

知り合いが増え違う世界が見えると、
自分ができることの夢も広がり、

他の職業への興味も湧いてきて、

もしかしたらもっと大きくなる為には、
上を望むためには

ここに居てはいけないのか?

・・・などと不安に苛まれますが、
それでも腐らずとどまるよう、

何度も何度も
自分に言い聞かせました。

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そんな中、

先輩方が一人、また一人と
辞めていきました。

「志」半ばで夢をあきらめた人もいましたが、
より上を目指すため
別の方向に進む人もいました。

結局この店にいる半数は「ヘアーメイク」目的
でいるので、とにかく時間が欲しいのです。

出来るだけ早く・できるだけメジャーになるためなら
どん欲になるし、隙あらばどこにでも入り込む勢い
だったのだと思います。

その根性は凄かったように思います。

正直、

飛び出して行った先輩たちのことを
「羨ましく」思う自分もいました。


ただ、
仲間には「店を出すこと」が目的の人もいました。
そういう人は貪欲さには欠けるけど「確実」です。

地道にコツコツ進んで焦らないし、
自分ができる範囲をよくわかっているので
冒険はしません。

あの頃の自分はそこまで丸くはなれなかったので、
よくぶつかりました。

目指す道が違う同士が言いたい放題、

自分が出来もしないことを平気で
論争するなんて・・・ 

今思えば「若かった」としか言えません(笑)


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・・・いよいよどこに向かっていいのか
分からなった私は、試験なんて「無視」して
技術内容を勝手に組み替えて、

ずっと上の練習を始めました。

アイロンやセット・ブロー、カット。
とにかく先輩達より上の練習をしていて、

「反感」を買おうが何しようが 全く動じないくらい
我が道を進んでいました。

(心臓に 毛 というより、
「トゲ」でも刺さってたんじゃないでしょうかね? 笑)


自分の将来のための練習なわけだから、

周りを気にすることも、
周りに準じる必要もなく、

とにかく今の自分に足りない練習を
しようと決めました。

とにかく何でも「手」に馴染むまで続けよう・・・
毎日髪の毛から「手」を離さないようにしよう・・・

ただし、
練習は1時間で終わりです。

練習は、違う世界の仲間との待ち合わせまでの
時間つぶしでもあるのです・・・

本当に迷走ですね(笑)

目的意識を失うと、本当に不可思議な行動を
とるものです。

果たしてあの時の練習は身になっていたんだろうか・・・

それでも、やるべきことがそれしか見つからないので、
そのまま淡々と過ごすのですが、

それも時間の問題でした・・・
もうすでに自分の中では終わっているのです。

常に同じは「終焉」を意味します。
進歩しない者は「ダメ」なのです。

前へ前へと常に自分を推し進めることが
楽しみだった自分にとって

進めない現実が「苦痛」になってきました。

目的のためには我慢が必要なのも・・・
上とのバランスが必要なのも・・・
一人では生きられないのも・・・

頭の中では重々分かっているのです。

でも、

自分がしたいのはこんな我慢じゃない!

「枠」から飛び出したいという本能が
いよいよ抑えられなくなってきました。
もう自分を誤魔化せません。

そろそろ、終わりが見えてきました・・・

                                  つづく

                          November.21.2014 店主

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