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No.19 パーマ試験その後

Posted by Cafe Bleu on   0 

こんにちは。店主です。
このコーナーでは、私が美容師になるまでの紆余曲折などを綴っています。

ためになるかどうかは ちょっと謎ですが、興味のある方は
お暇な時にでも読んでみてくださいね。

(そういうのいいや・・・って方は遠慮なくスルーしてください。) 

最初から読みたくなった方は「もくじ」からどうぞ。



DSC00901.jpg

No.18からのつづきです。

「オールパーパス」試験に合格して、少し余裕ができて安心してきたころ、
やはり人間なので「サボり」ぎみになってきます。

同期の遅い人は、まだシャンプー試験を受けていました。
半数以上はそれぐらいだったと思います。

私がオールパーパスに合格したのは まだ夏前でした。
異例の速さで合格したので、
周りからも期待が寄せられていたのでしょう。

上も私には少し甘くなっていたように思います。

そうなれば、どこからか誘いの声がかかるものです。
例に漏れず私にもその「お声」がかかるようになり、

色んな先輩から毎日「飲みに行くぞ!」とのお誘い・・・

そこからまた落ちる生活です(笑)


上がるのは大変ですが、落ちるのは簡単。
本当に早いです・・・

まさに「ウサギとカメ」のウサギ状態ですね(笑)

先輩に誘われるがまま遊び歩いていると、
とにかく毎日先輩と一緒だから
日常会話さえ面白おかしくしくなるのは当然で、

この頃にはパーマのサポートに入れるように
なっていたのも手伝って
(ポイントパーマを任されるとか、後ろだけ任されるとか)、

仕事中にも仲良く談笑するようになりました。

そして、そんな行動を見かねた「店長」から、
よく怒られるようになりました。

当然です。
たとえお客さんを交えていたとしても
限度 と言うものがあります。

多分その時は周りが見えていなかったのでしょう。

俗に言う「バカ騒ぎ」状態で、毎日楽しいなんてもんじゃない!
それが限度を超えた「接客」になっていたのでしょうね・・・

完全に調子に乗り過ぎました・・・


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次の試験ではおのずと2番に落ちてしまい、
あっさり「天才」に負けました。

その後、違うヤツにも抜かれ・・・・・・順位はどんどん下がる一方です。

完全に周りからの期待を裏切る形になってしまいました。

自業自得・・・我に返ったとき、そう思いました。
結局、自分が蒔いた種です。

誰が悪いわけでもないのです。

そして夏真っ盛りの頃、
やっと目が覚め、「エンジン全開」モードに戻りました。


もう負けたくありません!

遅れを取り戻すためには、
また4倍、いえ5倍の努力が必要です。
そうなると私は脇目もくれず突き進むタイプなのです(笑)

巻いて・巻いて・巻き続ける!
それでも巻いて・それ以上に巻いて・・・

営業中もペーパーとロットをポケットに忍ばせては、
手に馴染むようにポケットの中で手の動作をするのです。

これは、目で確認しなくても、ペーパーが折れないように
「巻き込む」練習。
ペーパーが折れるようでは髪の毛も折れてしまいますから・・・

そんな風に自分の視点から練習を組み立て、
日頃から、たとえば電車の中でも
ポケットの中で「巻き続ける」練習です。

とにかく体に馴染むまでやり続ける・・・「反復練習」あるのみ!

もはやこれは努力ではありません。

自分が犯した「失態」を返上する為の方法ですから、
努力などと言うカッコいいものではありません。 

周りの信頼も損ねたわけですから、
これからは自分の背中で証明しなくてはならないし、
「結果」で応えるしかありません。

それ以外、許してはもらえる術はないのです。 
逃げてはいけません!

ずっとそんなことを続けていると、
少しずつですが風当たりも和らいできました。 

それでも試験の結果は3番目・・・・

まだ1番には程遠いわけですから
手は抜けません。

またまたモデルさんを探す日々・・・
(この件もまた後ほど書きますね)


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このとき挑戦していた試験は(たて巻き)ウェーブ。

この試験は合計「7種類」の
ウェーブの巻き方をクリアしなくては
合格にはなりません。

その前にウィッグの試験もありますから、計14種の試験です。

私の考えでは、

7個のウィッグ + 人間7種目 × 最低5人のモデル
= 35人 × 「5倍」の練習 = 計175人

・・・のモデルが必要となるわけです。

頭で考えたら、そんなの絶対に「無理!」となりますが、
まずはやってみなくては答えが出ません。 

とにかくモデル集めと練習日数が問題です。

時は、夏真っ盛り。
毎日終電、もしくは歩いて自宅まで帰る日々でした。

以前書いたように、
学生時代住んだ「大山」から 訳あって引っ越したので、
この時住んでいたのは北新宿の「大久保」という場所でした。

ほんの少しだけ近くなりましたが、
青山から歩くと1時間以上かかります。
それでもまだ近いです。大山に比べたら・・・


電車も無い、お金も無い、でも体力がある!

・・・それしか考えられませんでした。

とにかく遅くまで練習して、
先輩方から少しでも技術情報を聞き出すチャンスを作る!

その為には、先輩が他の人の練習結果に対して 総評するとき
傍に行って「盗み聞き」をして自分に役立てるのです。
いつでもどこでも貪欲に情報収集です。

人のふり見てわがふり直す!

違う意味で使わせてもらいました(笑)
落ちている情報を拾うだけですもん、そんな「お得」な話ないですよ!


(実はその頃、何気なく練習風景を見ていて、「天才」の弱点を見つけて
しまいました。 そいつは感覚的に鋭いものを持っているので、サラ~っと
何でもこなしてしまうのですが、大柄で手がデカいのです。実はこの商売、
手がデカいと不便なことが沢山あるのですよ。 楊枝みたいな細~いロットの扱い
も難しいし、ピンパーマなんかも苦労します。 案の定、そいつは襟足あたりの
短い毛が上手く巻けないみたいで 四苦八苦していました。

あ、私ですか?私は女性並みに手がちっちゃいのです。よし、勝った!(笑)
私が「天才」に勝る部分があるとしたら、「細かい仕事に向いている」という
ことだけだと悟ったので、先ほどの「反復練習」を思いついたわけです)



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さて、休みの日は休みの日で、
店に行ってモデルさんを入れての練習です。

その日一日のスケジュールを組んで、
3時間おきにモデルさんに来てもらい、一日で4人のモデルさんをこなします。

これで休みの日だけで一か月16人です。
平日に来てもらえる方もいるので、一か月で約30人!

おかげでその頃には、時間配分も考えられるようになり、
ほぼ正確に時間通りに終わせるようになりました。 

何事も積み重ねですね・・・やればできる!

当時はそれしか考えられませんでした。

それでも全てが成功するわけでもないし、
中には大変な事態になってしまったこともあります。 

それはまたあとでお話ししますね・・・

とにかくそんな日々がこれから長く続くのです・・・  

                                  つづく

                             July.29.2014 店主


ちなみに、一番上のワインディング(ロットを巻いた)写真は、
当時死ぬほど巻いた「たて巻き」の発展形です。
実際の試験はもっと細~いロットで 細か~く巻いたのですよ(笑)

でも、あの当時の経験があったから、
どんな応用でも発展でも、自由自在に目をつぶってでも巻けるのです。


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