こだわり持ちすぎてませんか?
こんにちは。フロントfumiです。
私は美容室のフロントをやっていますが、
美容師でもなければ
ヘアに関心があって詳しいわけでもありません。
ヘアのことは、
どちらかというと一般の人より疎いほうだと思う・・・
髪を切ったりするのも、
ずっと自宅で夫(店主)にやってもらっていたので、
もう何十年も、お客さんとして「美容室」という所に行ってません。
でも、
一番身近で、
一番自分のことをわかってもらっている人
に、やってもらっているので、
いつも自分の思った通りのスタイルになってまーす♪
・・・なーんて言うかと思ったでしょ?(笑)
ところがどっこい!そうでもない。
自分が思っていたようなスタイルにならないことのほうが
多いのですよ。
「なんだ~!あなたのダンナさん、全然ダメダメじゃん!」
いえいえ、そうじゃないのです。
ダメダメなのは「私」なのです。
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冒頭で、私は髪のことに「疎い」と言いましたが、
問題はそこにもあります。
自分の髪質、
太さ、
生えぐせ、
顔型、
傷み具合 etc・・・・
を、自覚したり研究したりしてないくせに、
毎回 かなり細かいというか うるさい注文を出してしまうのです。
(自分の夫なので言いやすいせいもありますが)
何故かというと、
自分なりのこだわりや理想を、持ちすぎているタイプだから・・・・
私が
「ここはこうで、長さはこのくらいで~パーマはイヤ!etc・・・」
とか注文を言うと、
「言ってる事はわかるけど、
そのスタイルは毎朝セットしないと無理だよ!」
とか
「言ってる通りにしたら、すごい変なスタイルになるよ!」
とか言われて、いつも撃沈・・・(笑)
どうやら、
かなり「実現不可能」なことを言ってるらしいのですよ、私・・・
しかも、「ここはこうじゃないと私は似合わない!」
とかいう、変な「こだわり」がありすぎるらしい。
いくら私の事をよくわかっている店主でも、
不条理なことや物理に逆らうことはできないし、
素人考えの妙な「こだわり」を受け入れて 、
みすみす「変」になるスタイルを作るわけにもいかない・・・
(面倒くさいからって言われたとおりにやったら、
「変な頭」の妻と歩かないといけなくなりますしね(笑))
なので、いつも最終的には
私が店主の案に歩み寄って、やってもらってます。
(意外と素直。プロには従った方が安全・・・)
ところが、
自分的に「思ってた感じと違うなぁ」なんて時に限って、
「髪切った?すごい似合うよ~」とかって、
やたら周りからは評判がいいのです。
なんだかんだ言っても、
店主は私の一番良いところを引き出してくれてる
ってことなんでしょうか?
「主観」ばかりではキレイになれないっていう
例なんでしょうか?
自分自身の姿ってほんの一部分しか見えてないから、
自分を「客観的」に見るということ自体、
意外と難しいものですよね。
たぶん、私の中の理想像は
主観的すぎ、
思い込みすぎ、
支離滅裂すぎて、
美容師さんから言わせると
「不条理で、現実化するのは無理」なんだと思う。
自分をいったい何者だと勘違いしてるんだか・・・・
深く反省・・・・(爆笑)
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そういう自分の悪い面が、
この仕事(フロント)をやるようになって
少し分かってきました。
お客様にも、
私みたいなタイプの方が結構 いらっしゃるのです・・・
キレイになりたいという気持ちは、すご~良くわかります。
こだわりも、無いよりあったほうが絶対に良いと思います。
でも、「過剰」なこだわりは
キレイになりたい自分をジャマすることもあるのです。
たまに 自分のことを「少し違った角度から見てみる」
ということも大切なのかもしれませんね。
思い込みを取り除いたら
意外な発見があったりするかもしれません。
・・・・と、
私と同じタイプのお客様との長いカウンセリングで、
困惑している店主の後姿を、
カウンター越しに見ては、そう思うフロント係なのです。
August.01.2005 fumi
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