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全成分表示 それはどんなシャンプーでした?

Posted by Cafe Bleu on   3  0

「 全成分表示 」 活用してますか?等の記事でご説明したように、

普段私たちが使っている「シャンプー」などを含む化粧品類は、
その商品が何から作られているのか知れるよう、

「全成分」 が表示される決まりになっています。 


記事を読んで、
裏を返して見た方も多いのではないかと思います。

それはどんなシャンプーなのか、内容分かりましたか?


実際、表示されている成分名を見ても、
意味の分からない専門用語のようなカタカナの羅列で、

何がどんな目的で配合されているのか?????
チンプンカンプンで、解読を断念した方も多いのではないでしょうか? 

これは消費者にとって
あまり親切な表示方法ではないですよね。 

さぁて、これらの表示、どう見ればよいのでしょうか?
今回はちょとだけヒントなどを書こうと思います。

(またまた長くなります 申し訳ありません。)



DSC02019b.jpg


「全成分表示」には、記載について決められた、
いくつかのルールがあります。


◆ 成分表示は成分の多い順に表記されている ◆  

まず表示の順番ですが、
配合量の多い順に成分名を表示することになっています。
※ただし、1%以下の成分および着色剤は順不同で記載されています。 

キャッチコピーに 有効成分○○配合と大きく書かれていても、
その成分が下位のほうに表記されていれば、
その配合量は「微量」だということです。

表示上位にあればあるほど、
その成分がたくさん使用されているということです。

●ただし、配合比率やパーセンテージの表示義務はないので
 詳細を読み取る事はできません。 

 また1%以下の成分および着色剤は順不同で記載してよいので、
 下位のほうはメーカーの有利な表示に持っていけます。
 (イメージが良いモノを上位にするとか・・・) 
 

--------------------------------------------------------------
 ちなみにシャンプーの場合
                60%~80%
      界面活性剤     15%~30% 
     その他いろいろ    5%~20
   という構成がほとんど。                    
----------------------------------------------------------------------------------------

< 水 > 
化粧品は主に水と油の両方を原料として作られますが、
上記のように、一般的に

一番多く含まれる成分は、意外や意外、なのです。

ですから表示の一番目は「水」と書かれている場合がほとんど。 
この「水」という表示、水道水であろうと精製水であろうと、
表示名はすべて「水」と書かなければいけません。

※このように原料や抽出方法に違いがあっても、
表示名を同一にすることが定められています。「香料」なども同じです。
せっかく吟味したものが使われていても、表示上は表せません。




< 界面活性剤 - 洗浄基材・洗浄補助剤>

さて、「水」の次に表示上位に来るものに 界面活性剤 があります。 

洗浄作用、
浸透作用、
吸着・膨潤作用、
分散・乳化作用 などの働きをし、

原料により数え切れないほどたくさんの種類があります。

表示上位に来るものは、シャンプー剤の主体となるもので、
汚れを落とすために配合されます

頭の汚れや皮脂は油です。
水だけでは落ちません。
 
本来混ざり合わない「 水と油 」を混ざり合うようにする作用
をするものが必要になるのです。 

「界面活性剤」が

頭皮の油に浸透し
汚れを包み込むので、

水によって洗い流すことを可能にします。

 (台所洗剤のCMなんかでよくありますよね。)

汚れを水と一緒に落とすためには、
油と水を混ぜる界面活性剤が不可欠なのです。


まず見るべきは、

主となる洗浄剤に何が使用されているかということです。

シャンプーにとって
「洗浄成分」は、その商品の品質を決める
と言っても過言ではありません。

ということは、
界面活性剤の種類の見極め方が
        シャンプー選びの重要なポイント
と、なるわけですね

※特に2~3番目にきている成分名に注目してみましょう。
 これが強すぎると、あなたの頭はお皿と同じになってしまいます。
 (そんなに油っぽいですか?) 
 

-------------------------------------------------

「界面活性剤」は大きく分けると5種類程度に分けられます。

◎石油系 ◎高級アルコール系 ◎脂肪酸系 ◎ベタイン系 ◎アミノ酸系 

・アミノ酸系とベタイン系は天然から作られるもの。

・脂肪酸系と高級アルコール系は
 天然のものと石油から生成されるものがあります。

・脂肪酸系の代表は 「石けん」です。


また、 「洗浄補助剤」としても界面活性剤は使われます。

主となる洗浄基剤を助けて
汚れ落ちや泡立ちを良くするのが補助洗浄剤の働きです。 

洗浄基剤だけですと、
皮脂汚れが少ないときは良く泡立ちますが、
多いときは泡が立ちにくくなります。

きめ細かい泡がたつことは良いシャンプーに欠かせない条件
なので、補助洗浄剤の果たす役割も大きいのです。

補助洗浄剤としてよく配合されるものに・・・
ラウラミドMEA ステアラミドMEA ラウラミドDEA オレアミドDEA 
ココアミンオキシド …などがあります。  


-----< 要注意の界面活性剤 > -----------

下記のような成分が上位に記載されているものは、
 あまりオススメしません。 

アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(高級アルコール系)

 化学名 : ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム

 表示名 :ラウレス硫酸Na・ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩 
    パレス-○硫酸Na パレスー○硫酸ナトリウム(○には数字が入る)など
 


市販シャンプーの多数に使用され、
台所洗剤で一番使われている洗浄剤でもあります。
台所洗剤のジ○イ、洗濯洗剤のア○ックなどと同じ主成分です。

脱脂力が強く「タンパク変性作用」があり、
毛穴に影響を及ぼし、乾燥や肌荒れ、ニキビを起こすことがあります。

刺激性は、下記の「ラウリル硫酸塩」より低いですが、
アレルギー性があるため「旧指定成分」に入っていました。 


ラウリル硫酸塩類(高級アルコール系)

表示名 : ラウリル硫酸Na・ラウリル硫酸アンモニウム
                           ラウリル硫酸TEA など

 
ヤシ油を高圧還元してアルコールとし、これを硫酸化したもの。
洗浄剤史上に名を残す革命的成分。

大量の泡を作る事ができる事と
安価であることから よく使われます。

「タンパク変性作用」があり、
刺激も脱脂力もかなり強い方で、
皮膚の保湿成分を流出させやすいため、

乾燥や肌荒れを起こしやすくします。
背中や、髪の生え際などにニキビができる人は要注意。

ちなみにボディシャンプーや洗顔剤にも
この成分は使われていたりします。

美容室には関係ありませんが、ラウリル硫酸Naは、
ハミガキ粉に発泡剤として配合されています。
舌には味を感じる味蕾(みらい)という細胞がありますが、
この味蕾を傷つけるといわれています。



※「水」の次にくるものが、「ラウレス」、「ラウリル」などで、
その後に「硫酸」と付いていたら要チェック。

「天然の○○成分が内部からケアします」とか謳っていても、
「ケア」される可能性はありません。 



◆それから、これは好き嫌いがあるので一概には言えませんが、
 脂肪酸系の代表である「石けん系」も、私はオススメしません。
   理由は→コチラ

【表示名】  石鹸素地、カリ石鹸素地、ヤシ油脂肪酸K、ラウリン酸Na、
       オレイン酸Na、ミリスチン酸K etc 




< その他の成分 >

シャンプーの主成分は洗浄基剤補助洗浄剤ですが、
これらの洗浄成分だけでは、髪の毛がパサパサになってしまいます。

そこで髪の毛の きしみ を少なくしたり、
指どおりを良くしたりするために、

最近ではほとんどのシャンプーに
「コンディショニング剤」が配合されています。

またシャンプーを安定に保つため、「防腐剤」、「酸化防止剤」、「pH調整剤」、
「ハイドロトロープ剤」などの成分が配合されています。

ニーズに合わせて「香料」、「着香剤」なども入れられます。

コンディショニング剤
保湿剤 指通りが悪くなったりパサパサになるのを防ぐ
(界面活性剤、高級アルコールなどの油脂・ シリコーン類)

特長成分
各商品のコンセプトに応じて添加される成分。
加水分解ケラチンなどのPPT成分、
(センブリエキス、ローズマリーエキス、海藻エキスなどの植物エキスなど)

ハイドロトロープ剤
溶解補助剤・温度差や濃度によって、粘性が変化したり結晶が析出したり、
凍結したりするのを防ぐために添加される。
(エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、尿素など)

防腐剤
微生物(細菌カビ)の増殖を抑え製品の変質や腐敗を防ぐ
(パラベン(パラオキシ安息香酸エステル) フェノキシエタノール )など

酸化防止剤
空気中の酸素による原料の酸化や腐敗を防ぐ     
(BHT・トコフェロールなど)

PH調整剤
PHを調整する--これにより弱酸性に調整されているものが多い
(クエン酸、リン酸など)

金属イオン封鎖剤
水中に溶けているミネラル分による品質の変質を防ぐ
(EDTA(エデト酸塩)、シュウ酸Naなど )

増粘剤
使いやすいよう、粘性を上げる--髪に残留する可能性がある
(塩化Na、 塩化アンモニウム 硫酸Naなど)

パール化剤
パールのような光沢を見せる--いらないような気がする
(ジステアリン酸グリコールなど)

香料 着香剤
外観、色を目的に応じて調整する。原料臭を消すのに添加される。
(タール系色素(青色○号、赤色○号)、クチナシ黄など)

 
保湿、保護成分として
独自の植物エキスなどが配合される場合も多いのですが、

最近ではシャンプー後のキシキシ感をごまかすため、
「ジメチコン」など、安価なシリコーン系のものが
さらに多く配合される場合のほうが多いのです。 

これは髪をコーティングして、
ツヤとサラサラを演出するだけの効果です。

キャッチコピーで謳われている、○○エキス、○○油、などの天然成分より、
ジメチコン、ジメチコノール、シクロメチコン、○○シロキサン、などの
シリコーン剤の表記が上位にあれば、配合量が多いというわけです。

残念ながら、謳い文句の○○エキスより、
シリコーンでサラサラになっているだけです。

シリコーンはパーマやカラーがかかりにくくなり、
継続して使っていると蓄積され、ごわつくという恐れがあります。

最初は良かったのに次第に仕上がりが悪くなってきたら、
それはシリコーンが原因なのかもしれません。
ですから、シリコーンの使用はあまりお勧めしません。

しかし、シリコーンを使うのを一切やめたからといって、
すぐに髪の状態が良くなるとは限りません。
シリコーンは一度くらいのシャンプーでは落ちません。

徐々に徐々に落ちていくものです。 
その際キューティクルを剥がしてしまうこともあります。

そのためシリコーンを使うのをやめたら髪質が悪くなった・・・と勘違いし、
またシリコーン入りシャンプーに手を出してしまう・・・
と悪循環になりがちです。 

(シリコーンについては→コチラの記事

-----------------------------------------

また、化粧品の認可上重要なことの一つに、
品質の安定ということがあります。

この安定という目的のために、
さまざまな防腐剤を使用し 一定の品質を保っています。

パラベンフェノキシエタノールなどの防腐剤は、
細菌を殺す毒性を持っているわけですから、
人間の体にも当然悪いです。

しかし、防腐剤を使用しなかったら
シャンプーでも冷蔵庫などで保存しないかぎり、
短期間で細菌が繁殖してしまいます。

細菌が繁殖したシャンプーを使うことは、
防腐剤の入ったシャンプーを使うよりも、もっと有毒です。

ですから防腐剤に対しては、
ある程度の妥協が必要だと私は考えています。
可能な限り入ってないのが望ましいのは言うまでもないですが。



DSC01361.jpg

シャンプーなどの化粧品類は、多くの成分の絶妙なる調和
によって、それぞれの良さが作られています。

また、同じ成分でもその作り方や精製度によって、
肌への刺激度はさまざまです。

例えば「お料理」に例えると分かりやすいのですが、
使用する材料が全部分同じでも
作る人によってお料理の味って違いませんか?

材料の量によっても違ってきますし、
調味料のさじ加減・入れるタイミング などによっても違うと思います。

現在、化粧品原料として使われているものは7,000種類以上
もあると言われています。 その主なものでも600種類もあります。

これらの原料を一つ一つ正確に理解するには、
かなり上級な専門知識が必要になり、素人にはとうてい無理な事です。

仮に原料の一つ一つを理解したとしても、
辞書だけあっても英語が話せないのと同じように
商品のすべてを理解できたことにはなりません。

いくら内容成分が良くても、
使い勝手が悪かったり、性能の低い商品では意味がありませんし、

どんなに良さそうでも、1本1万円もしたら毎日は使えませんよね・・・

「全成分表示」は、使用している成分のすべてを表示することで、
メーカーへの商品責任と、
消費者への選択責任を促した表示法です。

上に長々と余計なおせっかい的情報を書きましたが、
結局のところ、裏面表示をよく見て


自分のものさし(基準)で選ぶ

ことが大切だと思います。 

成分名にこだわりすぎるのではなく、
「自分に合う製品を選ぶための情報のひとつ」というスタンスで
とらえると良いのではないでしょうか?


いまや全成分表示は、
良いと言われていたものも、悪いと言われていたものも
隣り合わせで並んでいます。

これからは、
「自分にとっての良いもの、悪いもの」を見分ける力を
つける必要があります。

また、ある人にとっては有益な働きをする成分が、
ある人にとってはアレルギーを起こす成分であることが
時に見られます。

「天然」のものにも絶対はありません。
絶対的に良いもの、絶対的に悪いもの は存在しません。

大切なのは、
「自分が避けるべき成分とはなんだろう?」
という視点なのだと思います。 

裏面表示はその商品の中身を知ることができる、
企業にとっての答えです。

(正直なメーカーもあれば、
抜け道を上手く利用した、そうでもないメーカーもある、
ということも付け加えておきます) 


結局優先すべきなのは、

自分との相性と、
使い勝手に満足ができるかどうかで、

過剰な情報に踊らされ、
「成分名」だけですぐれた製品を省いてしまうのは、残念なことです。

成分名にこだわりすぎることなく、
冷静な評価ができるようになりたいものです。


               長々とありがとうございました  March.06.2006 店主



※ 現在、日本国内で使うことが認められている化粧品用の成分の名称は、
化粧品工業会で統一されたので、メーカーによって同じ成分が違う表記を
されることはありません。
日本では、日本化粧品工業連合会によってINCIコードと、日本表示名を照合した
日本語で書かれていますが、1つの成分に対して何種類かの表示名があったり
して、解読するには骨が折れます。
(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン=ラウレス硫酸TEA
EDTA=エデト酸塩など)


配合成分や表示名称について詳しく知りたい方は、
日本化粧品工業連合会のホームページなどをご参考に。 

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Cafe Bleu

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3 Comments

埼玉のアシスタント says...""
すごい勉強になります!

これからも拝見させていただきます!
2011.02.13 00:52 | URL | #- [edit]
says...""
こんにちわ(*^.^*)

ステキなブログですねぇ
参考にさせて頂きまーす。


2011.07.18 00:51 | URL | #- [edit]
「Cafe Bleu」 says...""
ありがとうございます!

ここのところ休みがちだったのですが、頑張って書き進めますねっ。
2011.08.08 16:15 | URL | #- [edit]

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