
皆さんが日々真面目にコツコツと仕事をしているのに、
好きなことだけ追及している自分を思うと、
いずれ近いうちに滅びるな・・・
と思っています。
現実を受け入れないとダメになってしまう!!!
とは薄々感じてはいるものの、
自分に甘いのでしょうか?汗
時々考えるんですよ・・・
披露することのない技術を学ぶ意味を・・・
見た目が一緒なら大して変りがないと
思われるのなら、「簡単」な方がいい。
見栄えがいいなら、「手抜き」の方がいい。
けど、自分の仕事となると、
自分のやり方に一切 手が抜けない。
「これ良い!!!」
って、素直に思えない時はマジで落ち込む・・・
技術的にはさして変わりないのに、
物事の思考でしかないのに、、、
自分を責めるってこと自体が
やはり『職人気質』なんでしょうか?
長年色々な方を見てきましたが、
お金を稼げる人って、
とかく『物・者』への執着がないのですよ。
それはお金を稼ぐための道具・手段・方法であって
そのもの自体に意味はないのです。
だから綺麗で、見栄えが良くて、
流行のものなら何でもいい。
不恰好で、何となく見劣りがして、型遅れなものは
お金にはならないけど、愛着があるでしょ?
そんな感情を持った人は、
お金持ちにはなれないのです。
私は、少し歪んでいても味があるものが好きだし、
少し変わっているぐらいが好きです。
だから、お金持ちにはなれないのです。そう悟った時、
もう自分が滅びるシナリオを考え始めました。
いくら足掻いても、
人は一生かけて「一つの物事」しか成しえません。
私の人生は、お金持ちになることより
『自分の満足』を優先してしまったようです。
今日出来たことに満足なんか出来ない。
繰り返し、繰り返し、、、
反復練習をしなくては身につかない。
そんな馬鹿野郎です。
要はまだまだ勉強中の身ですから、
何も成しえてません。
なのに時代はコロコロ変わるから、
追いつけなくなる・・・
自分のやり方が時代的に変わってきた時、
人は引退を考えるものです。
職人の仕事が「ブラック」と呼ばれる昨今、
これからは「気力」の問題なんでしょうね。
自分の気持ちが、折れないことを祈ります。
May.12.2017 店主
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美容室あるある話。
ご贔屓のお客様からご予約をいただき、
心待ちにしていると、
都合が悪いと「キャンセル」 の電話が、、、
それを機にその方と二度とお会いできない、、、
な~んてことがことがよくあります。
まあ、それはそれで仕方ないことと思いますが、
こういうことがあると、
大きい店だと、「担当者の力不足」だとか、
「あなたに魅力がないからだ」とか、
言いたい放題言われて
なぜか追い詰められるものです。
(それを機に辞めてしまう子もよくいます)
当店は決して「安売り店」ではなく
適切な料金で、適切以上の仕事をしている
自負はありますから、
安く売るという事が「身を切る思い」である事も
重々理解しています。
そこに足を向けるお客様も、
時には身を切る思いで 「仕方ない」 を受け入れ、
自分に合った店を探したのでしょう。
もしかしたら、近所に新しく良さそうな店が
出来たのかもしれません。
だったら、それは何よりもいい事だと 私も思います。
自分に都合が良く・自分が納得できるのなら
それが一番です。
美容室ごとき、
服を着替える様に変えてしまうことは
今の時代 当たり前の話です。
自分に似合う服が見つけられ、
自分に合った髪型が出来たのであれば
それ以上最強の「自分」は居ないでしょう。
それが自分自身・自分で出した答えですから
それで良いのです。
美容室などという 「三流の仕事」 は
そうやって淘汰され、着替えられ、
リサイクルされる仕事です。
カリスマなどと崇められていた時代とは違います。
これが本来の 美容師・髪結い の仕事。
私が50年間見続けてきたのはそういう仕事です。
(実家も美容室でしたから。汗)
私がリーズナブルな仕事に踏み切れないのは、、、
お金が欲しいわけではありません。
自分を高く評価してもらいたいわけでもありません。
格付けや・評価を気にしているわけでもありません。
私が「自分で払いたい」と思う料金を提示しています。
相場とか、周りと同じ料金を提示しているわけでもありません。
日々の仕事は、
私が長年かけて培った技術を提供するということ。
どれだけの量の仕事をして
どれだけの数を見て、
どれだけの経験を積んだか により、
評価される仕事。
ということだと思います。
ですから、どこかに行ってしまった方々を
引き止める気もないし、
追いかける必要もありません。
それを「プライド」と言うのかもしれません。
仕事を売る・プライド・・・
仕事を買う・プライド・・・
それが相まって、それぞれのプライドが完成する。
「心意気」だと思います。
評価は「施術を受けた側」に
してもらうしかありませんが、、、
実は、施術をした側も評価をしている
というのも事実です。
服を変えるように、髪型も変える・・・
それは貴方自身が貴方に出した答えです。
良くも悪くも、貴方が決め、貴方が出した答えが
「貴方の評価」になるということ。
ファッションの流れが激しくなった昨今、
さぁ貴方はどう評価されたいですか???
いつでも誰かに評価されているということ。
自分に責任を持ちましょうね!
それを楽しむのがファッションですよ♪
May.04.2017 店主